
「圧倒的な敵に包囲されて、傷つきながらも耐えて反撃を試みるレニングラード。それは、もはや現在の日本そのものではなかろうか」
この小説を、東日本大震災の全ての犠牲者の方、被災者の方、そして、オーケストラ・ダスビダーニャに捧げます。
深良マユミさんどうもooshima takehikoさん!!お久しぶりです^^お読み頂き、また一貫して応援して頂き本当にありがとうございます!!過分なお言葉を頂き恐れ多い限りです。オーケストラ・ダスビダーニャさんのご協力のおかげで、満足のゆく作品に仕上がりました。本当に感謝の思いでいっぱいです。これからも本質を磨くことを怠らずに精進いたしますね。あ、そうそう!!!5月21日に「レニングラード」のCD-Rを出しますので、よろしければこちらもどうぞ^^ 最後になりましたがお仕事がんばってくださいませ。
ooshima takehikoさんこれぞ深良マユミでなければ書けない世界。冒頭の瓦礫の描写の迫力と、叙情的な美しさこそが、深良マユミ作品を特徴付ける「もののあはれ」だと言えます。主人公の心理状態と言い、傷ついた日本へのまなざしと言い、優しさと厳しさが一体化して読者に迫ってきます。クラシック音楽と被災した地域と言う、意表をついた組み合わせも深良マユミ的な斬新さ。素晴らしい新作をありがとうございました。
深良マユミが、平家の勃興と没落の激動の時代の歌人、式子内親王(1149−1201)の作品世界を考察。三十一文字で絢爛かつ優艶な世界を構築した美貌の内親王の愛と鬱屈とは? 彼女の父、後白河院の波乱の生涯は、式子内親王に何をもたらしたのか?
能「定家」のシテで知られる式子内親王を、能マニアの深良マユミが語ります。
深良マユミが語る谷崎作品の魅惑と愉悦とは、彼らの快楽へののめり込み方にあるのは既に有名ですが、快楽から目を背けようとするその禁欲する姿勢すら、別種の快楽になってしまう。彼らは骨の髄まで「美」に身を捧げているのだ。
深良マユミが谷崎潤一郎の初期先品について語り倒します。
深良マユミにとってのゴッド・ファーザー、夢野久作(1889−1936)の後編
夢想と死と怪奇の溢れる夢野久作ワールド。その作中人物たちは、まさに能楽のシテのごとく、自己完結して消えてゆく。 表紙は「ユリイカ」の昭和64年1月号の「夢野久作特集」。そうです、この雑誌の発売時はまだ「昭和64年」を使っていたのです!貴重だ!
深良マユミが自らの筆名のゴッドファーザーである夢野久作について語ります!
「新青年」よりデビューした夢野久作は、探偵小説作家でありながら、ジャンルを逸脱した怪奇小説、そして哲学的な小説を数多く書いた。彼と、谷崎純一郎および江戸川乱歩との決定的な差異とは?
ロマンティックさとグロテスクさ、そして痛々しい美を感じさせるバルトークの音楽に深良が迫る!
今回は、ハンガリーの大作曲家、ベラ・バルトーク(1886−1945)の作品の特色を、深良が独断と思い込みで語り倒します。表紙は、音楽家写真家として売れっ子の女性写真家、長澤直子さんの写真。長澤直子さんのTwitter はこちら:https://twitter.com/#!/operaview
西洋的な遠近法、陰影を取り入れた写生的な画面で名声を得た円山応挙。厳格さと柔らかさの共存する「応挙マジック」とは?
今や日本人のみならず、世界中から賞賛を浴びる絵師、円山応挙(1733−1795)。「あの東洲斎写楽は実は円山応挙だった」という説を唱えた人がいたが、その信憑性は?表紙の絵は、「大瀑布図」(1772年 安永元年)。大阪 萬野美術館蔵だったが、2012年現在、京都の相国寺・承天閣美術館の所蔵。
世界を魅惑する偉大なるグスタフ・クリムト!ハプスブルク帝国の栄光と没落の時代の巨匠。
マーラーの妻、アルマ・マーラーとも親交があったグスタフ・クリムトについて深良が語ります。
表紙の絵は「女の生の三段階」(1905年)ローマの国立近代美術館所蔵。
乱歩の歩みは、日本のエンターテインメント小説の歴史!深良マユミが夢想と空想とトリックの魔術師、江戸川乱歩を語ります。
江戸川乱歩の生み出したトリックと、妖しすぎるキャラクターたちは、永遠に生き続ける。その妖しの世界を深良マユミが探ります。
表紙は、光文社文庫から2003年に刊行された「江戸川乱歩全集」の「大暗室」の表紙。電子書籍forkN で出した江戸川乱歩の表紙ビジュアルが、「大暗室」の宣伝ちらしだったので、Wook 版も「大暗室」で揃えてみました。
http://forkn.jp/book/799/
愛と謀略、打算と情念!07年にパピレスのケイタイサイトで旋風を巻き起こした深良マユミのデビュー作!
佐竹碧(さたけ みどり)の夫は金融業界人。38歳で執行役員となり40歳の若さで子会社社長に上りつめた。社長夫人である碧の日常は、来客が来たら座を盛り上げるために経済の勉強をし、夫のサポートに徹するという気疲れするものである。その夫、佐竹柊(さたけ しゅう)は「投資案件全戦全勝!」を合い言葉に精勤する毎日だが、そのかたわらで碧の心には漠然としたモヤモヤが広がる。
ある晩、佐竹家に来客が。もちろん企業への投資にかけてのプロである柊に助言を求めるのが目的であったが、そのゲストは、金融界とは一見遠い存在の、銀座に店を構える呉服店の若旦那であった。名は茅島融(かやしま とおる)。生業そのままの、粋な着物で現れた彼は、碧と同い年で眼が覚めるような美青年であった。
呉服店「かやしま」は経営立て直しの最中らしいが、融だけ見ているとそのような陰りは分からない。碧は彼と親密になりたいと願うが……
一見華やかだが、孤独を抱えた人物達の饗宴「クオドリベット」…この題名こそがほとんど、作品の内実、履歴だと思っている(作者談)。
碧(みどり)が佐竹柊(さたけ しゅう)と結婚して7年が経った。その間、夫のキャリアは碧の内助の功もあって右肩上がり。投資会社の社長に引き抜かれるまでになり、碧も「エリートの奥さま」として恥ずかしくない日常を送るべく暮らしていた。子供はいない。
経営が傾きかけた老舗呉服店、「かやしま」の6代目社長、茅島融(かやしま とおる)が、紹介で柊のもとにコンサルティングにやって来た。その貴公子的な美貌に心を奪われた碧は勇気をふるって彼に近づき、幸いにも融も彼女を気に入り、両者は忍び会う仲となる。白檀の香りを漂わせ、鼓を奏し、独自の芸術論を語る融に陶然とする碧は、一方で今の恵まれた生活を捨てる気はなく、ことさら彼に溺れないよう抑制を自らに課す。
そんな時、佐竹夫妻は夏休みを韓国の済州島で過ごすが、そのリゾートホテルで碧は驚くべきことを夫から聞く。
深良マユミさんooshima takehikoさん、江戸川乱歩をお読みいただきましてありがとうございます!^^ 江戸川乱歩は、厭人癖でありながら寂しがりやだった方ではないかなと、勝手に推測しておりまして、その葛藤こそが、トリックを駆使して読者を幻惑したり、知的ゲームをしかけたりというジャンル「探偵小説」に彼を向かわせたのだろうと思っております。あ。ところで、拙作は論文などと言う良いものではないので^^; エッセイですので^^;
ooshima takehikoさんforknの江戸川乱歩も読ませていただきました!!乱歩は推理小説のパイオニアであるとともに、日本的な惻隠の情とはにかみを持ち続けたところが魅力なのだと、深良さんの論文で理解しました!
意外な真相が、今読者の眼前に明かされる。愛と謀略と、打算と情念との混声曲(クオドリベット)のフィナーレ。
茅島融(かやしま とおる)の趣味は、鼓の他に絵を描くこと。碧(みどり)は、かねてからヌードを描かせてくれとせがまれてモデルになったが、そこで融の隠された性癖を知ってしまう。
碧は、融の素顔を知らなければ恐ろしいことになるのでは、という不安と混乱から彼の素行を探偵事務所に探らせることに決める。柊(しゅう)が前妻を捜すために秘書に命じてピックアップさせた興信所から「篠宮探偵事務所」に目を付け、依頼するべく千代田区平河町にあるオフィスに出向くが、そこは主任調査員がゴシックロリータファッションに凝っていて、事務員のメガネの青年、竜ヶ崎(りゅうがさき)が、彼女にいいようにからかわれていた。碧は来たことを後悔するが、業界随一の実績なのだ。
主任調査員は、篠宮舞衣子(しのみや まいこ)といい、代表者の娘であるらしい。依頼を受けた彼女が早速碧に言った言葉は「あなた、アイドル声優のササユキミドリさん…でしたよね?」
それは、碧のあまり触れられたくない過去だった。
忘れられた天才、ジャン・バラケ。そして彼の生きた50年代のパリの芸術家たちの群像
セリー主義作曲家、ジャン・バラケ(1926−1973)の後編です。彼が寡作だったのは、ヘルマン・ブロッホの大長編小説「ウェルギリウスの死」に魅了され、そのオペラ化を目論んだことが大きいです。後編では、彼が野望を抱いて作曲家デビューした1950年代のパリの芸術シーンの様相、そこで出会ったミシェル・フーコー、後に世界に名を轟かすピエール・ブーレーズ(1925−)との関わりを語ります。
表紙は、バラケの作品集のCD「Jean Barraque Oeuvres completes」で、解説を執筆したイギリス人評論家、Paul Griffiths の記したバラケの評伝(英語)の表紙です!!University of Rochester Press より2003年刊です。もちろん日本語訳など出ていません!!!もしかしたら今頃、絶版になっているかも(苦笑)
孤高のセリー主義作曲家、ジャン・バラケ。彼の生涯は極限状態の生を音楽に表す試みだった。
はっきり言って、日本のCDショップでは特別注文しないと入手出来ないほど、マイナーな作曲家、ジャン・バラケ(1928−1973)。深良が彼の名を知ったのは、フランスが生んだ20世紀の哲学のスター、ミシェル・フーコーとバラケが、若き日にただならぬ関係であったから…という小説みたいな筋書きはなくとも、バラケの音楽は、一度聴いたら忘れられない!!難解で聴く人を思索と緊張と、人生の深淵に突き落とす、悪魔の楽曲です。
なお、「セリー主義音楽」とは何ぞやとおっしゃる方は、こちらのページが参考になります。
http://homepage3.nifty.com/toremoro/mhis/seriell.html
今回の表紙は、深良がアメリカアマゾンで購入しました3枚組CD「Jean Barraque oevres completes」のジャケットです。ゴッホの遺作となった「オーヴェール・シュル・オワーズの麦畑の上を飛ぶ烏」です。確かにバラケの人生行路は、ゴッホと似ている…
ヨーロッパを駆け抜けたカンディンスキーの生涯には、愛の相剋と苦悩があった。
今年1月に「三菱第一号美術館」で好評を博した「カンディンスキーと青騎士展」をご覧になった方にお読みいただきたい内容です。表紙は「【ムルナウー塔のある風景】のための習作」(1908年)ミュンヘンのレーンバッハハウス所蔵。
幻想と精密な描写の織りなす世界!速水御舟の奥深い宇宙へようこそ!
日本画家、速水御舟(明治28年ー昭和10年 1894−1935)への愛を深良マユミが語ります。御舟本人が「悲痛な美」と評した作品「京の舞妓」(大正9年 1920)の画像付きです。
人が「絵画が好き」と言う時、それはどういう状態を指すのか?きっとその問いを、カンディンスキーも口にしたかもしれない…
今年1月に「三菱第一号美術館」で好評を博した「カンディンスキーと青騎士展」をご覧になった方にお読みいただきたい内容です。表紙は「風景の中の4人の音楽家」(1908年)ミュンヘンのレーンバッハハウス所蔵。
深良マユミさん香盛修平様、コメントありがとうございます!!香盛様もあの展示をご覧になったとは、奇遇ですね。そして嬉しいです。なんというか、環境を含めた「時代」というものに、芸術家はイヤでも影響を受けてしまうのだと思います。時代から離れて超然としていたいと言う欲求にかかわらず。もしも「時代」がその芸術家の資質にあわなくても、彼は「時代」の要請にあわせながら自己を貫くと言う曲芸的なことをやることになるでしょう(それをやったのが、私の偏愛するショスタコーヴィチだとみなしてます)で、カンディンスキーはショスタコとは対照的に故国からいじめられたり糾弾されたりはしませんでしたが、そのかわり故国を離れてさまようことになりました。その大本の要因が、画家になる勉強の土地として選んだのが、ミュンヘンであること、その地でガブリエレ・ミュンターと愛し合ったことにあるという気がしますね。全てはミュンヘンから始まった…なんて映画やドラマならいいそうですね^^ お読みいただきありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
香盛修平さん「カンディンスキーと青騎士展」神戸にも来たのでいきました。文書にするほど私はカンディンスキーのことは知りませんが、感性的には合う画家です。
人や自然を含めた環境に芸術家がいかに影響を受けるか感じた展示でした。後編も期待しています。
今回は、歴史に残るスペースオペラ「銀河英雄伝説」の作者、田中芳樹!しかし彼の傑作は「銀英伝」だけではありません。
数多い田中芳樹の小説の中から「風よ、万里を翔けよ」(1991年徳間書店刊 同社の「SFアドベンチャー」の1991年2月号〜4月号に掲載)を選んで、田中作品特有の、皮肉でありながら、ほろりと人を泣かせるロマンの綴り方を、深良が好き勝手に語ります。
苦しみも悲しみも、喜びも、音楽とともに。Shostakovich forever!
深良マユミの最愛の作曲家、ショスタコーヴィチの後編。表紙は1994年に来日した「ボリショイ劇場ユーリ・グリゴローヴィチ・バレエ」の公演プログラム。演目がショスタコーヴィチ作曲の「黄金時代」(1929−30)であった。音楽ははっきり言って難解だった。裏表紙は、2005年に来日した「モスクワ室内歌劇場」によるオペラ「鼻」(1927−28)のプログラム。演劇としても音楽としても素晴らしかった。
この作曲家を聴かずして20世紀の音楽は語れない。Shostakovich is God!
深良マユミ最愛の作曲家が早くも登場。前編と後編のうち、前編を無料にて公開。表紙は2006年夏に発刊の「Gramophone」のショスタコーヴィチ特集号。裏表紙はValery Gergiev 指揮のMariinsky Orchestra 演奏の「交響曲第1番」と「交響曲第15番」のCD ジャケット。
我といふ 人の心はただひとり 我より外に 知る人はなし 谷崎潤一郎「雪後庵夜話」昭和38年発表
「芸術の監獄」記念すべきトップバッターは、深良が限りなく尊敬するこの小説家!谷崎潤一郎です。
ようこそ、深良マユミのつくる、美の監獄へ
深良マユミが自らの熱愛する芸術家について、おのおのの作品への愛と、彼らの人生について鋭く熱く語り倒したエッセイです。おのおのの芸術家の「豆知識」も得られる上、深良の目指す「芸術作品」の姿が伺えると言う、まさにマニア必読のエッセイ。
深良マユミが贈るノンストップ・サスペンス
3年前までIT企業副社長だった大嶋は、虚偽記載の罪で服役した。刑を終えた彼は愛する女性、元フィギュア選手のまりのの行方不明を知る。心配し、行方を追う大嶋に、次々と危難が降り掛かる!「パピレス」のケイタイ書店での発売と同時に、24時間ダウンロード最多記録を更新したメガヒット作。
実らないからこそ、この恋は価値がある…
出版社の総務部に勤務する瀬川。多忙な毎日を送る彼の部署にやってきた派遣社員、涼子。彼女に思わず惹かれてゆく瀬川だが……「突然の別れ」「思いがけない再会」など、大人の男女の物語。
深良マユミ初の時代劇は、江戸時代末期の深川が舞台!
深川一の売れっ子芸妓、梅奴(うめやっこ)の胸に秘めた恋。表紙は喜多川歌麿の「当世獅子揃 鷺娘」(寛政5、6年)。
この世は、二律背反と逆説なのだ
ショスタコーヴィチ、ミケランジェロ、小説を書けなくなった若き女流作家、老いたナイフ投げ師…浪漫と人生の謎と妖しい快楽。。深良マユミワールドの集大成。
避けがたいほど、魅惑的
バラの花の咲く庭で、少女は不思議な少年にであう…美と芸術とに魅せられた「少女」は、やがて演劇の世界に入り、女優を目指すが…「パピレス」の有料会員向けに連載され、会員が3割増加した人気作品。